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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)の書籍紹介。同ブログからの転載が主ですが、その他の気になる書籍も紹介します。
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4561362207IT会計帳簿論: IT会計帳簿が変える経営と監査の未来
中村 元彦
白桃書房 2018-03-09

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(宣伝文より)

会計帳簿がIT化することで生まれた、極めて広範囲で大きなポテンシャルを追究、現状を丁寧に押さえた上で、それを実現するための政策提言を行う!」

「...本書は、このように非常に広汎で大きな便益を引き出すため、会計そして会計に関連する内部統制や監査のあり方、ひいては会計の究極の目的である経営、そして新たな会計実務を担える会計人育成のあり方まで、会計を取り巻くさまざまな社会システムの現状を丁寧に整理しながら政策提案を行う。

会計業務責任者から、会計ソフト会社関係者、教育関係者まで、会計に関わり、その未来をリードする方々、必読の書!」

協会の役員の人が書いています。ちょっと大風呂敷を広げている感じはしますが...
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4532134765企業統治改革の陥穽 労組を活かす経営
小池 和男
日本経済新聞出版社 2018-01-20

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(宣伝文より)

「今日、企業統治カ(コーポレートガバナンス)改革というとまず外部からの監視、社外取締役の必要性が叫ばれるが、本当にそうだろうか? コンプライアンス等々に続いてまたもやアメリカ流を鵜呑みにしているのではないだろうか? 本書は、弱体化が囁かれ続けている労働組合にこそ様々な成長力向上の知恵が潜んでいることを明らかにする異説の経営改革の書。

本書は、時流におもねることなく、ファクトをもって日本の労働経済を分析し続けてきた巨匠、小池和男氏による大胆なの警告の書です。発言・提案する労組が企業に有益であり、その機能は社外取締役ではとうていカバーできないことを明らかにします。ヤマハ、大隈鉄工所、すかいらーくなどを事例に経営者交代に労働組合が果たしたプラスの役割を明らかにします。」

2月8日の日経夕刊の書評でほめていました。

著者は有名な労働経済学者。これもまだ手に取っていませんが、通説とまったく逆なだけに興味が引かれます。(労組かどうかは別として、「社外取締役ではとうていカバーできない」部分が多いことはたしかでしょう。)
4561266933東芝不正会計事件の研究: 不正を正当化する心理と組織
樋口 晴彦
白桃書房 2017-12-22

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(宣伝文より)

「日本を代表していた企業で起きた不祥事群を、さまざまな公開資料・報道を多面的に突き合わせて分析。日本式企業経営の反省・教訓とは?

東芝は、大規模、かつ複数年に渡り複数部門で行われた不正会計が明るみに出、そしてその後に引き続いた原発子会社の巨額の減損処理に伴い経営危機に陥っている。

本書で著者は、「はじめに」において、「おそらく大抵の日本企業にも、(中略)同様に当てはまる要素が少なくないはずである」「我々は東芝に学ばなければいけない」と言い、さまざまな公開資料・報道を多面的に突き合わせた分析から、「当期利益至上主義の組織文化」の下、内部統制機関や会計監査人を機能不全に陥れたメカニズムを明らかにしつつ、事件発覚後の再発防止対策をも検証し、その空洞化について警鐘を鳴らす。

『組織不祥事研究』(弊社刊)で日本内部監査協会青木賞を、組織不祥事を多面的に経営学の手法で精緻に分析しているとして受賞した著者。本書の、実証的・理論的な東芝問題の検証は広く参考となろう。」

宣伝文によると、著者は「警察大学校警察政策研究センター教授」とのことです。

まだ手に取っていませんが、会計や監査というより、組織の面から書いているようです。

組織不祥事研究組織不祥事研究
樋口 晴彦

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4004316871会計学の誕生――複式簿記が変えた世界 (岩波新書)
渡邉 泉
岩波書店 2017-11-22

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岩波新書から、珍しく会計の本が出るようです。

宣伝文より。

「会計――現代の必須スキルの一つと言われながらもついつい敬遠してしまう。そこで本書は中世イタリアの商人たちの帳簿、近世オランダや近代イギリスの簿記書を紹介しながら、財務諸表の誕生とその本質を探る。複式簿記から、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書まで、800年にわたる会計の世界へようこそ。」

岩波以外の新書では、実務家の書いた会計本は多いと思いますが、学者によるものは、ちくま新書で何冊か出ていた(さっきみたら版元でも在庫切れのようです)のと、新潮新書の時価会計批判本ぐらいでしょうか。(日経文庫には、教科書的なものが何冊かありますが、一般向けとは言いがたいようです。) 歴史だけでなく、現代の会計学のおもしろいトピックを紹介するような新書があればよいのですが、経済学などと違ってそういう本が出ないというのは、需要があまりないのでしょう。(それとも、一般の興味を引くような会計学のトピックがない? 書ける学者がいない?)
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